技術提案事例

- Solution -

面取りキーシーターカッターの開発による加工工程削減

こちらは、従来は手作業で行っていたバリ取り工程に対して、面取り用キーシーターカッターを開発し、加工工程の短縮を実現した技術提案事例です。

Before

Before

今回のお客様は、いままで手作業で面取り加工を行っていたとのことで、このバリ取り作業工程をなんとか短縮したいとのことでご相談をいただきました。面取り加工を手作業で行うと、精度がよくなる場合もありますが、作業効率は悪く、また人件費もかさんでしまいます。

今回のお客様には、東鋼も従来からキーシーターカッターを納品しており、被削材に合わせた工具提案を行っておりました。このような流れから、面取り加工に関してもご相談をいただきました。

After

After

そこで東鋼では、面取り用キーシーターカッターを提案し、加工工程の削減を行うことを提案いたしました。キー溝加工はJISにて寸法が定まっています。そのため、規格のキー溝ごとに面取り寸法を設定し、それにあわせた工具設計を行うことで、規格通りの面取り加工を入れることができます。

結果として、キー溝加工と同時に面取り加工も行うことができ、バリの発生を抑える事ができました。面取り加工工程の短縮につながり、リードタイム短縮はもちろんのこと、コスト削減にも大きく寄与することができました。

(キー溝加工後に行っていたバリ取り工程で、内径に面取り加工を行っている為、バリ発生が無く、ワーク端面のバリ取りのみとなり、加工時間半減以上となりました。)

ここがポイント!

工程短縮を実現する総型バイトや、工程短縮工具の設計・製造は、切削に関するノウハウから、複雑形状の工具を製造する技術まで、レベルの高い要求となります。しかし当社は、切削加工のプロフェッショナルとして、また工具製造のプロフェッショナルとして、最適な工程短縮工具の製造を設計段階からお手伝いすることができます。現状の製品製造に関してなにか小さなことでもお困りごとがございましたら、まずは特殊精密切削工具.comまでご相談ください。