技術提案事例

- Solution -

総型バイトをスローアウェイチップ化して再研磨費削減

こちらは、総型バイトの再研磨+コーティングに関するコストを削減したいというご要望に対して、総型バイトという工具自体をスローアウェイチップ化することで、コーティング代を抑えた技術提案事例です。

Before

Before

今回のお客様は、当社製の総型バイトを再研磨して繰り返しご利用いただいていたお客様です。お客様のご要望で、面粗度を上げたいというご希望があったため、当社では再研磨する度に再度コーティングも行っていました。しかし、再研磨+コーティングとなると、どうしても費用が高くなってしまいます。

そのため、再研磨でのコスト削減に関するご依頼をいただくことになりました。従来より他の工具に関してもお打ち合わせやご提案を行ってきた経緯もあり、検討依頼をいただく流れとなりました。

After

After

そこで当社では、お客様の使っていた総型バイトという工具自体をスローアウェイチップ化してコーティング代を抑えることをご提案いたしました。

コーティングは、工具の体積によってコーティング費用が決定されます。今回は総型バイトからスローアウェイチップに変更することで、従来は切削に関係なかったシャンク部分もコーティングされていましたが、本当にコーティングが必要な刃先部分のみのコーティング体積に削減させることができたため、結果としてコーティング費用が抑えられました。

今回のお客様からは、引き続きスローアウェイチップの製造から再研磨まで継続的にご依頼いただいています。

ここがポイント!

総型バイトの場合は、体積が大きく、コーティングのコストが掛かります。また、スローアウェイチップ化に関しては、工具のトータルコストを抑えることにもつながりますが、強度的な側面ではデメリットも発生します。そのため東鋼では、お客様の製造したい製品や工作機械に合わせて、最適な工具提案やスローアウェイチップ化提案をいたします。