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カシメパンチの工具材質&コーティング変更で、刃具寿命が10倍に向上

こちらは、カシメパンチの工具材質とコーティング膜種を変更し、さらに特殊な表面処理を施すことで、刃具寿命が10倍に向上した技術提案事例です。

Before

Before

今回のお客様は、他社製のカシメパンチを使用されていたのですが、1つのパンチで1000個ほどが限界値だったとのことです。しかし、刃具寿命をより伸ばして、1つのパンチでの限界パンチ数を向上させたいとのことで、東鋼にご相談いただきました。

お客様に詳細ヒアリングを行ったところ、材質はSKH51を使用されており、特にコーティングはされていないとのことでした。

After

After

そこで東鋼では、工具材質の変更とコーティングを施すことを提案をいたしました。テストの中で、より寿命を延長するためにコーティング膜種の変更を行いました。

またコーティングの密着強度を高めるために、特殊な表面処理も行いました。

その結果、カシメパンチ1つで10000個以上加工できるようになり、刃具寿命が10倍に向上したとのことで、お客様からは継続的な受注をいただけています。

 

ここがポイント!

特殊精密切削工具.comを運営する株式会社東鋼では、超硬やハイスを中心とした、様々な材質の工具を取り扱っております。また、設計から製造はもちろんのこと、工具を用いた加工も含めた幅広いノウハウがございます。そのため、お客様の工具使用環境にあわせた、最適な工具材質のご提案が可能となります。

また、コーティングを付加するだけでも、工具寿命が大幅に増加する場合も多々ございます。コーティング付加にはもちろんコストはかかりますが、工具買い替えコストよりも格段に抑えることができるため、トータル的な加工コストの削減につなげることができるのです。