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エンドミルの刃数の違いによるメリット・デメリット

エンドミルの刃数は、エンドミルの刃の枚数のことです。エンドミルの刃数は被削材や加工形状、加工条件などに応じて選択する必要があります。

エンドミルの刃数を多くすると、エンドミルの剛性は高くなりますが、チップポケットが小さくなるため、切りくず排出性が悪くなります。反対に、刃数を少なくすると、チップポケットが大きくなるため、切りくず排出性は良くなりますが、エンドミルの剛性が低くなります。

当社で主に使用するエンドミルの刃数は、2枚刃・3枚刃・4枚刃です。2枚刃は溝加工や穴あけ加工に、3枚刃・4枚刃は溝加工や側面加工、仕上げ加工に適しています。

詳しくは、エンドミルの刃数(2枚刃・3枚刃・4枚刃)の違いによるメリット・デメリットと主な用途をまとめた下表をご覧ください。

 エンドミルの刃数
刃数 メリット デメリット 主な用途
2枚刃
  • 切りくず排出性が良い
  • 切削抵抗が小さい
  • 剛性が低い
  • 溝加工、穴あけ加工に最適
3枚刃
  • 切りくず排出性が良い
  • ビビリに強い
  • 外径の測定が難しい
  • 溝加工、側面加工、仕上げ加工に最適
4枚刃
  • 剛性が高い
  • 切りくず排出性が悪い
  • 溝加工、側面加工、仕上げ加工に最適

 

エンドミルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

>>エンドミルの基礎知識【切削工具の基礎知識シリーズ】

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今回は、エンドミルの刃数(2枚刃・3枚刃・4枚刃)の違いによるメリット・デメリットについて解説しました。切削工具の新規開発や既存工具の改造をご検討の際は、「切削理論」と「材料特性」を熟知している特殊精密切削工具.comにご相談ください。

当社では、創業から80年以上にわたり、お客様のご要望に合わせてオーダーメイドの工具を開発・製造してまいりました。お客様それぞれに世界一の究極の逸品の工具を作り上げることをモットーに最先端設備を揃えており、高精度な加工を実現する環境を整えてまいりました。工業界から医療業界と「人体から宇宙まで」幅広く、精度が必要な工具の納品実績が多数ございます。

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