技術コラム

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エンドミルのねじれ角の種類と用途

ねじれ角の大きいエンドミルは、アルミ合金や銅合金などの被削性の良い材料、高硬度材や難削材の加工に適しています。

反対に、ねじれ角の小さいエンドミルは、傾き精度が必要な場合や切れ刃強度を確保したい時に適しています。

詳しくは、エンドミルのねじれ角の種類と用途をまとめた下表をご覧ください。

 エンドミルのねじれ角
ねじれの
種類
ねじれ角 特徴・用途
直刃 0°
  • 切削抵抗が大きく、切りくずの排出が難しい
  • 高い剛性を必要とする場合や、切削油の浸透性が重要な場合に最適
弱ねじれ 15°程度
  • ハイスエンドミルの場合は、加工面のうねりを少なくする際に使用
  • キー溝用エンドミルなどがある
標準ねじれ 30°
  • 切れ味のバランスや加工精度が良いため、汎用エンドミルに使用
  • 切削抵抗が適度に抑えられ、切りくず排出性が良い
  • 一般鋼の加工に最適
強ねじれ 40°以上
  • 切れ味が良い
  • ステンレス鋼などの難削材や高硬度材の加工に最適
  • 切削抵抗が低く、切りくず排出性が高い
  • 溝加工や仕上げ面の精度が求められる加工に最適

 

エンドミルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

>>エンドミルの基礎知識【切削工具の基礎知識シリーズ】

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今回は、エンドミルのねじれ角の種類と用途について解説しました。切削工具の新規開発や既存工具の改造をご検討の際は、「切削理論」と「材料特性」を熟知している特殊精密切削工具.comにご相談ください。

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