ウェブ厚を最適化した特注段付きテーパードリルの開発
こちらは、お客様自身で標準のドリルに追加工をして特殊ドリルとして部品加工をしていたものの、品質や寿命があまり安定しなかったところに、ウェブ厚を最適化した特注段付きテーパードリルの開発を行った技術提案事例です。
Before
今回のお客様は、自動車部品を製造している部品メーカー様からのご相談でした。今までは、お客様自身で標準のドリルに追加工をして、特殊ドリルとして部品加工をしていたとのことです。しかし、品質にバラツキが発生してしまい、また寿命もあまり安定しないとのことでした。
After
当社は従来よりこちらのお客様に特殊工具をご提案していましたので、お客様よりご相談をいただきました。
当社で該当工具を拝見したところ、今までは標準のドリルに追加工を行って使用していため、適切なウェブ厚ではないということが判明しました。ウェブ厚が薄いと、剛性が劣ってしまい、工具が折れやすくなる傾向にあります。
そこで当社では、適切なウエブ厚で設定した特注段付きテーパードリルを提案することにいたしました。
この特注段付きテーパードリルを採用いただき、実際に使用いただいた結果、品質や工具寿命が安定し、定期数量での加工が可能になったとのことで喜びの声をいただきました。
ここがポイント!
特殊精密切削工具.comでは、ウェブ厚をはじめとしたドリルの細かな特徴に関しても、お客様の工具使用環境に合わせて、最適な形状での工具提案をすることができます。工具開発のことなら、特殊精密切削工具.comまでお問い合わせください。