溝加工用のトレパニングツール開発による加工時間の短縮
溝加工にエンドミルを使用しているものの、加工時間短縮を求めるお客様に対して、2枚刃のトレパニングツールを提案することで、大幅なサイクルタイムの削減につながった技術提案事例です。
Before
ご依頼いただいたお客様からは、従来はエンドミルで溝加工を行っていたものの、加工時間が掛かり過ぎてしまっており採算が合わないとのことでご相談をいただきました。2枚刃のエンドミルでは送り速度が上げられない、4枚刃のエンドミルでは切りくずが詰まるといった問題があるために、ご要望に合わせた最適な工具設計が必須でした。
After
そこで特殊精密切削工具.comでは、2枚刃のトレパニングツールを提案しました。トレパニングツールは、切り込みこそ大きく出来ないものの、2枚の刃が同時に溝を加工することで、切削長がエンドミルの約1/2になります。その結果、従来のエンドミルでの溝加工と比較して、サイクルタイムが約70%削減することが出来、加工時間の短縮に大きく貢献出来ました。
ここがポイント!
特殊精密切削工具.comでは、ドリル・エンドミルに代表される軸物工具だけではなく特殊精密切削工具メーカーとして、多種多様な形状・用途の切削工具を開発しております。先入観にとらわれない斬新な工具の設計・製造を強みとしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。