幾何公差とは?主な種類から寸法公差との違いをご紹介!【幾何公差の基礎知識シリーズ】
幾何公差とは?
幾何公差とは、正しい形や位置からズレていても許される領域の値のことを言います。
図面には「Φ0.01」「0.02 A」といった記号が登場することがあります。
これは 幾何公差 と呼ばれるもので、製品の形状や位置のズレをどこまで許容できるかを数値で示したものです。

幾何公差の主な種類
幾何公差は、単独形体と関連形体の大きく2つに分類されます。
単独形体は、データムに関連しない形体です。
関連形体は、データムに関連する形体です。
そして、単独形体と関連形体に対して、形状公差・姿勢公差・位置公差・振れ公差の大きく4種類に分類されます。
さらにその4種類のいずれかに属する15個の幾何公差特性があります。

形状公差
単独の形体(線、面、円など)が、理想的な幾何学的形状からどれだけ狂っているかを規制します。他の基準面(データム)を必要としない公差です。

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姿勢公差
基準となるデータムに対して、対象となる形体(線または面)がどれだけ傾いているかという角度的な狂いを規制します。平行度、直角度、傾斜度などがあります。

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位置公差
基準となるデータムに対して、穴や溝などの形体(フィーチャ)の理論的に正確な位置からのズレを規制します。位置度、同軸度、対称度などがあります。

>>位置公差の詳細はこちら!
振れ公差
データム軸直線の周りに部品を回転させたとき、その表面がどれだけ振動したり(振れたり)ズレたりするかを規制します。円周振れと全振れの2種類があります。

>>振れ公差の詳細はこちら!
寸法公差との違い
公差は大きく分けて、「寸法公差」と「幾何公差」があります。
寸法を制御するものが寸法公差です。各部部分の寸法を規制します。
それに対して、寸法公差だけでは表現できない、立体的な形状を制御するものを幾何公差といいます。
形状や平行度、傾き、位置、振れなどを規制します。
寸法公差が「長さや径そのもの」の寸法を管理するのに対し、幾何公差は「形の正しさ」や「基準に対する位置関係」などの形状を管理します。 図面には主に「寸法公差」と「幾何公差」が記載されています。

幾何公差の図面への記載方法
下記、図内の赤丸で囲った部分が幾何公差です。
データムなしは、左側に幾何公差記号、右側にばらつきの許容値
データムありは、左側に幾何公差記号、真ん中にばらつきの許容値、右側にデータム記号
このように図面上では表されます。

>>特注精密ドリルを製作する際に、幾何公差で考慮すべきポイント
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