溝幅の設定における考え方【切削工具の基礎】
切削工具のドリルにおける溝幅とは?
切削工具のドリルにおける溝幅とは、軸直角断面上の、溝の幅のことです。
溝幅は、一般的にはドリルの外径の10~20%程度とされています。
溝幅を大きくすると、切りくずの排出性が良くなりますが、ドリルの剛性が低下します。
一方で、溝幅を小さくすると、切りくずの排出性が悪くなりますが、ドリルの剛性が向上します。
溝幅の設定における考え方
溝幅は切り屑の排出性とドリルの強度を考慮して決定します。切り屑の排出性を優先したい時は溝幅比を大きくし、ドリルの強度を高めたい時は小さく設定します。
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今回は、溝幅の設定における考え方について解説しました。切削工具の新規開発や既存工具の改造をご検討の際は、「切削理論」と「材料特性」を熟知している特殊精密切削工具.comにご相談ください。
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