技術コラム

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溝長の設定における考え方【切削工具の基礎】

切削工具のドリルにおける溝長とは?

切削工具のドリルにおける溝長とは、軸に平行に測った切れ刃先端又は外周コーナーからの溝の切上げを含む溝の長さのことです。

溝長は穴の精度やドリルの寿命に影響を与えます。溝長を短くすると、切りくずの排出性が悪くなります。しかし、溝長を長くしすぎるとその分だけドリルが長くなり、ドリルの剛性が低下し、折損しやすくなります。

溝長の設定における考え方

溝長は、加工穴深さ、ブッシュ長さ、再研削代に応じて決定しますが、ドリルの寿命に影響を
及ぼします。

そのため、可能な限り溝長を短く設定する必要があります。

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今回は、溝長の設定における考え方について解説しました。切削工具の新規開発や既存工具の改造をご検討の際は、「切削理論」と「材料特性」を熟知している特殊精密切削工具.comにご相談ください。

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