お客様は、仕上げ加工にご利用されている追加工したスローアウェイチップについて、二つの大きな課題を抱えていらっしゃいました。一つは、工具寿命が安定しないため、頻繁な工具交換が必要となり、生産効率の低下やコスト増に繋がっていたこと。もう一つは、加工精度をさらに高めるために、ノーズRをもう少し小さくしたいというご要望でした。特に極小のノーズRは、一般的に加工が難しく、安定した品質を維持するのが困難とされています。

特殊精密切削工具.comでは、お客様のこれらの課題に対し、長年の経験と独自の技術で向き合いました。まず、工具寿命の安定化のため、切りくずの流れを徹底的に分析し、最適なスクイ形状とニゲ形状を設定することで、切りくずの噛み込みを防ぎ、工具への負担を軽減しました。さらに、お客様の「ノーズRを小さくしたい」というご要望には、当社の高いプロファイル加工技術がお応えし、ご要望のR0.1以下はもちろん、R0.05程度の極小ノーズRの加工も実現しました。これにより、お客様はこれまで困難だった高精度な仕上げ加工を可能にしました。結果として、この新しい刃型設計により、従来の工具と比較して加工寿命が約1.5倍から2.0倍に大幅に向上し、寿命の安定性も確保され、生産効率の向上に貢献しました。株式会社東鋼は、このようにお客様が抱える具体的な加工の課題に対し、最適な刃型設定を行うことで、高品質かつ高効率な加工を実現します。どんなに難しいご要望でも、まずはご相談ください。

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