技術コラム

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エンドミルのチップポケットと刃数の関係性

エンドミルは、どのような工具?

エンドミルとは、外周面及び端面に切れ刃を持つシャンクタイプのフライス工具で、フライス盤やマシニングセンタで使用され、ワークの上面、側面、ポケット、溝等を加工する工具です。エンドミルの形状はドリルとよく似ていますが、ドリルは軸方向に推進し穴をあけるのに対し、エンドミルは軸に直交する方向に移動しながらいろいろな形状を加工をする工具です。

>>エンドミルの基礎知識【切削工具の基礎知識シリーズ】

 

エンドミルのチップポケットと刃数の関係性

エンドミルは、切削加工により発生した切りくずをチップポケットに収容し、外に排出させます。

刃数が多くなるとチップポケットの面積が小さくなります。チップポケットが小さいと切りくずが詰まりやすいため、排出しにくくなります。

反対に、刃数が少なくなるとチップポケットの面積が大きくなります。チップポケットが大きいと余裕ができ切りくずが詰まりにくいため、排出しやすくなります。切りくず排出性能は刃の枚数によって変わります。

 

エンドミルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

>>エンドミルの基礎知識【切削工具の基礎知識シリーズ】

 

エンドミルの加工時に起きるトラブルとその対策について

エンドミルにおけるトラブルは、主に下記の4つが挙げられます。

1.異常摩耗

2.加工面が荒れてしまう

3.切りくずの詰まり

4.バリの発生

詳細は下記をご覧ください。

 

>>エンドミルの加工時に起きるトラブルとその対策について

>>エンドミルに関するよくある質問はこちら

 

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>>特殊エンドミル 開発サービス

 

切削工具に関するお困りごとは、特殊精密切削工具.comにご相談ください

今回は、エンドミルのチップポケットと刃数の関係性について解説しました。切削工具の新規開発や既存工具の改造をご検討の際は、「切削理論」と「材料特性」を熟知している特殊精密切削工具.comにご相談ください。

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