技術コラム

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エンドミルの刃数ごとの芯厚の違い

エンドミルは、どのような工具?

エンドミルとは、外周面及び端面に切れ刃を持つシャンクタイプのフライス工具で、フライス盤やマシニングセンタで使用され、ワークの上面、側面、ポケット、溝等を加工する工具です。エンドミルの形状はドリルとよく似ていますが、ドリルは軸方向に推進し穴をあけるのに対し、エンドミルは軸に直交する方向に移動しながらいろいろな形状を加工をする工具です。

>>エンドミルの基礎知識【切削工具の基礎知識シリーズ】

 

エンドミルの刃数ごとの芯厚の違い

芯厚の大きさは刃数の枚数が異なると、変わってきます。

刃数が2枚刃のように少ないとチップポケットが広く深くなるため、芯厚が小さくなります。反対に、刃数が4枚刃のように多いとチップポケットが狭く浅くなるため、芯厚が大きくなります。

詳しくは、刃数ごとの芯厚の特徴をまとめた下表をご覧ください。

 エンドミルの芯厚
刃数 特徴
2枚刃
  • 芯厚が小さい
  • 剛性が低く、倒れやすい
  • 切削抵抗が小さい
  • チップポケットが大きく、切りくず排出性が高い
3枚刃
  • 芯厚の大きさは2枚刃と4枚刃の中間
  • 剛性も2枚刃と4枚刃の中間
  • 切削抵抗が適度に抑えられる
  • 切りくず排出性が良い
4枚刃
  • 芯厚が大きい
  • 剛性が高く、倒れにくい
  • 切削抵抗が大きい
  • チップポケットが小さく、切りくず排出性が低い

 

エンドミルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

>>エンドミルの基礎知識【切削工具の基礎知識シリーズ】

 

エンドミルの加工時に起きるトラブルとその対策について

エンドミルにおけるトラブルは、主に下記の4つが挙げられます。

1.異常摩耗

2.加工面が荒れてしまう

3.切りくずの詰まり

4.バリの発生

詳細は下記をご覧ください。

 

>>エンドミルの加工時に起きるトラブルとその対策について

>>エンドミルに関するよくある質問はこちら

 

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>>特殊エンドミル 開発サービス

 

切削工具に関するお困りごとは、特殊精密切削工具.comにご相談ください

今回は、エンドミルの刃数ごとの芯厚の違いについて解説しました。切削工具の新規開発や既存工具の改造をご検討の際は、「切削理論」と「材料特性」を熟知している特殊精密切削工具.comにご相談ください。

当社では、創業から80年以上にわたり、お客様のご要望に合わせてオーダーメイドの工具を開発・製造してまいりました。お客様それぞれに世界一の究極の逸品の工具を作り上げることをモットーに最先端設備を揃えており、高精度な加工を実現する環境を整えてまいりました。工業界から医療業界と「人体から宇宙まで」幅広く、精度が必要な工具の納品実績が多数ございます。

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