先端角の最適な設定角度はどれくらい?【切削工具の基礎】
先端角の最適な設定角度
下表は、一般的な先端角設定角度を表しています。
ドリルの種類 | 設定角度 |
センタードリル | 60°・90° |
一般的なハイスドリル | 118° |
超硬ドリル(直刃タイプ) | 130°・140° |
超硬ドリル(ウェーブ刃タイプ) | 140° |
超硬ドリル(フラットタイプ) | 180° |
一般的なハイスドリルは118°、超硬ドリルは130°~180°に設定されています。
先端角の設定は、ドリルの種類や被削材、加工条件に応じて決める必要があります。
また、当社が製作している医療用ドリルに関しては、先端角度が90°のものが多いです。医療用で使用するドリルは骨に穴をあけるために使用されます。骨の表面は曲面で滑りやすいため、118°よりも小さい90°に設定し、切り込みやすくしています。
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今回は、先端角の最適な設定角度について解説しました。切削工具の新規開発や既存工具の改造をご検討の際は、「切削理論」と「材料特性」を熟知している特殊精密切削工具.comにご相談ください。
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